CAD/CAMってなに?
 ■目次 <<前のページ 次のページ>>  技術情報 top
2. CAM
ワイヤー放電加工を例として説明しますが、フライス、MC等のミーリング(輪郭切削)のCAMも同様です。
(↑二次元加工)
穴加工のCAMについて基本的に異なりますので機会があれば改めて書きます。

CAD上では人が画面を見て図形だと判断できますがコンピュータ内部ではただのデータ郡でしかありません、そこでコンピュータに図形(形状、プロファイル)であることを認識させてやる作業が必要になります。

1.プロファイル(形状)の定義
前回の長方形図形を例にしてコンピュータに形状であることを教えます。

前提として各要素は二つの端点を持っています。
ではまず一つ目の要素を決めてやります。(任意)
LINE1を最初の要素とします、
LINE1に共通の端点を持った要素は二つあります、ARC1とARC4です、
二つ目の要素としてARC1を指定すればLINE1からARC1へ向かう方向が発生します、
ARC1のもう片方と共通の端点を持つ要素はLINE2になります、
同様にLINE2→ARC2→LINE3→ARC3→LINE4→ARC4と結びます、
ARC4の進行方向の端点はLINE1の端点と共通となり閉図形が構成されます。

最初に二つの要素を指定すれば自動で要素は結ばれます。(閉図形)

LINE1→ARC1→LINE2→ARC2→LINE3→ARC3→LINE4→ARC4

これでコンピュータはプロファイルを認識できたのです。

2.カッターパス(工具軌跡、カッターロケーション、CL)の生成
前記のプロファイルを元に工具の動きを作成します。

まずワイヤーのスタート(切込み開始位置)を X0 Y60. の位置とします。(任意点)
点 X0 Y60. からLINE1上に投影点を作成しその点からLIN1を分割します
LINE1R X0 Y50. X90. Y50. ;
LINE1L X-90. Y50. X0 Y50. ;

プロファイルは既に方向を持っていますのでカッターパスは
1.開始点 X0 Y60.
2.直線補間しながら工具径オフセット X0 Y50.
(工具径オフセット:プロファイルに対して工具径の半分オフセットします)

3.直線 X90. Y50.(現在位置 X0 Y50. から見た移動目的位置)
4.時計回り円弧補間 X100. Y40.
現在点(X90. Y50.)から見た円弧中心位置 Xi0 Yj-10.
5.直線 X100. Y-40.
6.時計回り円弧 X90. Y-50. Xi-10. Yj0
7.直線 X-90. Y-50.
8.時計回り円弧 X-100. Y-40. Xi0 Yj10.
9.直線 X-100. Y40.
10.時計回り円弧 X-90. Y50. Xi10. Yj0
11.直線 X0 Y50.
12.直線補間で開始点に戻る X0 Y60.
となります。

これでCAD図面からプロファイルを認識しカッターパスを生成しました。
CAMの大きな仕事のひとつはCAD図面からカッターパスを生成することです。
■目次 <<前のページ 次のページ>>

kosuna